株式会社天野産業は天野宏氏が社長を務めている会社で、リサイクル事業を手掛けています。
しかし、リサイクル事業といっても内容がいまいちわからない人もいるでしょう。
そこで今回は、株式会社天野産業の会社概要や事業内容、株式会社天野産業ならではの特徴について解説していきます。
まずは、天野宏氏が社長を務める株式会社天野産業の会社概要から見ていきましょう。
【会社概要】
会社名 |
株式会社天野産業 |
代表者 |
天野 宏氏 |
取締役・役員 |
取締役:秋山 このみ氏 役員:天野 栄子氏 |
本社所在地 |
〒289-1222 千葉県山武市板中新田192-8 |
電話番号 |
0475-89-1690 |
資本金 |
1億円 |
創業 |
1979年 |
設立 |
2002年 |
従業員数 |
175名(2023年5月現在) |
事業内容 |
廃電線・非鉄金属・木製ドラム再生加工 電気盤・トランス・発電機・鉄スクラップ・その他電気機器類の買い取り・回収・再生加工・販売業務 産業廃棄物収集運搬業 |
支店 |
本社(対応エリア:千葉県・東京都・茨城県・埼玉県・群馬県・栃木県・神奈川県・山梨県・長野県・新潟県) 西関東支店(対応エリア:神奈川県・山梨県・長野県・東京西部) 北関東支店(対応エリア:埼玉県・群馬県・栃木県) 北海道支社(対応エリア:北海道全域) 東北支社(対応エリア:宮城県・福島県・山形県・岩手県・秋田県・青森県) 中部支社(対応エリア:愛知県・三重県・静岡県・福井県・石川県・富山県・岐阜県) 関西支社(対応エリア:大阪府・京都府・奈良県・滋賀県・和歌山県・兵庫県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県) |
【各種許可について】
株式会社天野産業は、廃棄物収集運搬業許可や古物商許可、使用済み金属類営業許可、金属くず商営業許可を取得しています。
【沿革】
1979年
天野産業を創業
2002年
有限会社天野産業を資本金300万円で設立
千葉県産業廃棄物収集運搬業許可を取得
2006年
東京都産業廃棄物収集運搬業許可を取得
2007年
株式会社天野産業に商号を変更
2008年
2009年
資本金を1,000万円に増資
2010年
横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市、さいたま市、川越市、柏市の産業廃棄物収集運搬業許可を取得
ISO9001(品質)、ISO14001(環境)の認証を取得
2012年
宮城県収集運搬業を取得
東北支社を設立
2013年
宮城県古物商許可を取得
2014年
資本金を1億円に増資
2016年
中部支社を設立
宮城県古物商許可を取得
愛知県、大阪府、岐阜県、三重県、静岡県、栃木県、福島県、新潟県、岩手県、山形県の産業廃棄物収集運搬業許可を取得
岐阜県使用済み金属類営業許可を取得
2017年
東京営業本部を設立
2018年
北海道支社を設立
京都府、北海道の産業廃棄物収集運搬業許可を取得
北海道古物商許可を取得
2019年
関西本社を設立
滋賀県、兵庫県、奈良県、和歌山県、岡山県産業廃棄物収集運搬業許可を取得
2021年
札幌営業本部、九州支社、西関東支店を設立
福岡県、熊本県産業廃棄物収集運搬業許可を取得
佐賀県作業廃棄物収集運搬許可を取得
東京都、福岡県、神奈川県古物商許可を取得
北海道使用済み金属類営業許可を取得
2022年
大阪営業本部、北関東支店を設立
山梨県産業廃棄物収集運搬業許可を取得
神奈川県古物商許可を取得
天野宏氏が代表取締役社長に就任
2023年
全省庁統一資格を取得
株式会社天野産業は、創業以来順調に成長していることがわかります。全国各地に支社を設立していることからは、成長スピードの速さがうかがえるでしょう。
行っている事業を着実に成長させるため、各種許可もしっかりと取得しています。許可を得ている会社であれば依頼者側も安心して相談できます。
2023年には全省庁統一資格も取得していることから、製造や販売などに関する入札にも意欲的に参加しようと考えている可能性が高いです。
したがって、株式会社天野産業は顧客からの信頼を獲得するための取り組みに力を入れていると言えるでしょう。
【実績】
- (仮称)千葉県総合救急災害医療センター(千葉県千葉市美浜区)
- 柏北部東地区新設小学校建設工事(千葉県柏市)
- DPL松戸新築工事(千葉県松戸市)
- 平田牧場ミートセンター(山形県酒田市)
- 冠山峠道路第2トンネル照明器具設置工事(福井県鯖江市)
- 学校法人滝学園(仮称)新棟新築工事(愛知県犬山市)
- BiVi新さっぽろ新築工事(北海道札幌市)
- オニコウベ発電所建設工事(宮城県大崎市)
- 宮床メガソーラー発電所設置工事(宮城県大和町)
- 東北大学実験研究棟改修電気設備工事(宮城県仙台市青葉区)
- アルファスマート中野栄新築工事(宮城県仙台市宮城野区)
- 仙台空港ソーラーカーポート計画(宮城県名取市)
- 宮城日野自動車 新石巻営業所移転建設プロジェクト(宮城県石巻市)
など
株式会社天野産業は、このように多くの実績を残しています。エリアも様々なので、全国各地で事業を展開していることが実績からもよくわかるでしょう。
また、工事現場の規模も戸建ての新築工事から広い敷地を有するメガソーラー発電所設置工事まで、幅広く対応していることがわかります。今後もリサイクル事業を中心に、幅広いエリアで活躍することが期待できます。
建設現場などで必要な業務となっているので、株式会社天野産業が行っている事業のニーズは大きいと言えます。
株式会社天野産業のリサイクル事業について
株式会社天野産業では、リサイクル事業を行っています具体的には、銅線や廃電線、木製ドラム、非鉄金属のリサイクルです。
10kgから買い取りを行っていて、持ち込み・回収も受け付けています。
銅線・非鉄金属類の営業品目 |
CV・IVケーブル各種 動力電線各種 ナゲット線 巻残りケーブル 一号銅線 上銅 込銅 銅ナゲット 砲金 真鍮 アルミニウム ステンレス |
キュービクル・トランス類の営業品目 |
キュービクル 電気盤 配電盤 トランス(油相式) モールドトランス パス |
電気機器類の営業品目 |
エアコン室内外機 モーター 発電機 サーバー系機器類 大型電気機器類 スイッチ類鉛 バッテリー |
電線を利用した後のドラムの補修加工を行い、再利用できるようにする事業も行っています。再利用できない場合は分解し、提携業者と協力してチップ材にしています。
株式会社天野産業の特徴
リサイクル事業を行い、社会貢献している株式会社天野産業ならではの特徴もチェックしていきましょう。
【全スタッフが正社員】
株式会社天野産業のスタッフは、営業もドライバーも全員正社員です。クライアントから大切な品物を適正に回収・処理するため、スタッフの採用時は厳しく見ています。
入社試験に合格して初めて、クライアントの元に伺う形となっています。そのため、株式会社天野産業のスタッフは一定の水準をクリアした社員ということです。安心して仕事を任せられる要素になるでしょう。
【講習受講済みの営業スタッフ】
株式会社天野産業の営業スタッフは、産業廃棄物セミナーや営業セミナー、リサイクル関係の講習などを受講済みです。
正しい知識に基づいた提案ができることも、信頼につながる要素になっています。
【毎朝ミーティングを実施】
株式会社天野産業では、毎朝ミーティングを欠かさず行っています。回収部、営業部、工場などでミスが起きないようにするためです。徹底した対策により、ルールなど必要事項が全社員にしっかりと伝わる仕組みになっています。
【SDGs(持続可能な17項目の開発目標)に関する取り組みも実施】
株式会社天野産業が行っているSDGsに関する取り組みには、以下のような点が挙げられます。
5.ジェンダー平等を実現しよう
全職種で女性の雇用を推進し、雇用条件も男女平等となっています。
11.住み続けられるまちづくりを
台風20号の復興支援として災害復興ボランティアに参加しました。
山武市内の企業クリーン活動・行政と連携や、通学路の仮説ガードレールの設置、山武市内全小・中高にテントの供給なども行っています。
17.パートナーシップで目標を達成しよう
工業発生副産物を利活用したり、電線の被覆や落花生の殻をマテリアルリサイクルしたりして、廃棄物を減らすための取り組みを行っています。
行政と連携し、必要なボランティア活動を積極的に行っています。
まとめ
株式会社天野産業は、銅線や廃電線、木製ドラム、非鉄金属のリサイクルを行っている会社です。地域貢献のための取り組みも多数行っています。
様々な取り組みを広いエリアで行っていることから、地域から信頼される会社になっていることが読み取れるでしょう。
リサイクル事業はこれからの社会にとって必要な事業だと考えられるため、今後も事業の範囲は広がっていくと予想できます。